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子孫繁栄の摂理子孫繁栄の摂理

子孫繁栄の摂理

法事で故郷の蒲郡に帰りました。 天桂院というお寺さんです。曹洞宗のお寺で、徳川家のゆかりのある松平家の御墓もたくさんあります。

ここは木船幼稚園という幼稚園もやっていて、僕もそこの卒園生です。
住職さんはいつもにこやかで、とても安らぎを与えてくれ、ありがたい御経の後にいつも、ちょっとしたお話をしてくれます、これがまた当たり前のことですが、ふむふむと妙に納得しいいお話でいつも感心させられます。
今回のお話は、自然の営みは子孫繁栄のためにつながっていることが多いということ。
この季節お寺には椿の赤いお花がいっぱい咲いています、その鮮やかなお花には鳥(めじろ、ひよどり)がいっぱい飛んできてその花粉や実を食べます、 くちばしで突っつきますからそれによって椿の受粉がうまく行きます。 実を食べると消化しなかった実が糞となってまた地面に落されそこで新しい芽が出ます。 菜の花などでは蜂がその役目をしているのでしょう。

つまり鮮やかな赤や黄色の花は鳥や昆虫を集めるための植物の大きな工夫なんでしょうね、ただ単に人間に見せるためのものではないんでしょう。受粉を盛んにさせるための工夫、つまり子孫繁栄のための努力なのです。 僕は産婦人科の医師なのでこのことはとても興味あるしいろいろなことに置き換えてみてしまします。 そうすると女性は男性に比べておしゃれにとても気を使います、男性には理解できないほどの労力を惜しみません、それはもう幼稚園にあがる前の女の子でもその兆しがありますよね、小さい幼児なのに妙におしゃれだったり、年をとっても同じ アンチエイジングにも非常に気を使っています。広告を見ても化粧品ダイエット ヘアサロン、エステetcすごいです。
それに対して男性は、女性の注意をひくために、おしゃれもしますが、体を鍛えたり、知恵を磨いたり、お金を稼いで優位に立とうと思っていろいろな努力をします。
ですから男性と女性では肉体的に違うだけでなく、性格、興味、考え方などいろいろな点で違うのが当たり前です。 だから子孫繁栄ができるのでしょう。われわれの生活は優秀な子孫を残すためにいろいろ努力するんでしょうかね。やっぱり人間といえども自然の道理に従い、その一員なんです、それを忘れてはならないと思います。 僕ら産婦人科医はそのお手伝いをするというわけですか。